染め付け(そめつけ)とは?


どこの家庭の食卓でも、必ずいくつかは青色の磁器がありませんか?
日本人にはとてもなじみの深い藍色の器です。
日本の染付けは、17世紀の初頭に有田から始まりました。これが磁器の発祥です。
その技術は、中国の明から伝わりましたが、中国では元の時代に始まり”青花”と呼ばれています。

染め付けはもともと藍色の模様のことであり、またそれを染め付けた布や紙をさすところから使われるようになりました。

形成と素焼きが終わった生地に、直接呉須(ごす)やコバルトで絵付けされ、その上から透明釉をかけて約1350度で焼成されます。



藍色の発色は、絵付けに使われる顔料が酸化コバルトを含んでいるためで、窯の中の高い温度(1300度くらい)と、酸素の少ない(不完全燃焼の)還元焼成でやかれて始めて美しく発色します。


染付けの見所のひとつは、この呉須(ごす)の発色の微妙な変化にあります。
昔は天然の呉須を使っていたため不純物も多く、微妙に黒味を帯びたり、明るく焼きあがったり、また、上にかかる釉の成分や、焼成時の炎の性質にも影響されます。
人工の顔料を使う現在では、どのような成分の配合によってどのような藍色が得られるかは、つくり手にとって大きな課題なのです。




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