色絵とは


色絵は別名赤絵、錦手(にしきで)あるいは中国風に五彩(ごさい)とも呼ばれ、赤、青、黄、緑、紫などを使って器を装飾している。

色絵は本来透明な釉(うわぐすり)をかけて焼いた(本焼)上に、焼くとガラス質になる色絵の具で描き、専用の窯で700〜800度の温度で焼きつけます。
この技法は上絵つけ(上絵)とも呼ばれます。



色絵の具は、色ガラスのようなもので、焼かれてガラスとなる鉛を基にした釉に、それぞれの色に発色する金属を混ぜて作られます。
それぞれの色の基になる金属は

黄  酸化鉄
緑  酸化銅
青  酸化コバルト
紫  酸化マンガン
赤  酸化鉄

などです。



色絵の具の絵付けに加えて、染付けで輪郭線や絵柄の一部を表したものがあります。
このように色絵と染め付けを合わせた手法として、色絵だけの錦手(にしきで)に対し。染錦(そめにしき)と呼んでいます。


色絵に金の模様を加えてより豪華に仕上げたものを金欄手(きんらんで)と呼びます。この金欄とは、金糸を織り込んだ織物の名前に由来しています。
金欄手は本焼きした上に上絵を焼きつけ、さらに金の模様を施し三たび窯に入れ、200〜300度で焼きつけます。
金の代わりに銀を(銀欄手)あるいは金、銀両方を用いているものもあります。




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